まずカクヨムで展開されていて、その時点ですべて読んでしまっていたけど
書籍化されたと聞いてほいほいと買ってしまったあと即読破してしまったくらいはまったホラー小説作品。
オムニバス形式の一つの集合体の短編ホラーと、洒落怖でいう自己責任系。
個人的にモキュメンタリーではまった最初の作品である。
雑誌記事の切り抜き、ネットの書き込み、個人へのインタビューなど
年代や性別を問わず、それぞれで語られているまったく別の怪談が、
いくつかの流れに沿って紐づけられていき、やがてぼんやりとまとまってゆく・・・。
一気に読み進めたいのに、これ以上読み進めるのは危険な気がしてしまう得体の知れない気持ち悪さがたまらなかった。
たぶん時間をかけて読んでしまうとこの小説の恐ろしさの本質は味わえないと思う。
最後に・・・
この作品を「見つけてくださってありがとうございます」