前半と後半で内容ががらっと変わりすぎるもんで、頭に内容が追い付かず・・・
場所を変えてすべて読み終わって、やっと内容を読み込めた!
前半は無機質な報告書から成る構成で、後半はめちゃすご怪異能力バトルと認識した。
クトゥルフとかSCP財団とか好きな人には刺さるのでは。
モキュメンタリー風の報告の中で「処理」「思想洗浄」「存在洗浄」とか不穏な言葉が混じってくるあたりぞくぞくして良い。
一つ一つの事象が後々つながってくる展開、単純だけどやっぱり面白いよね!
右園の姫様が発祥となるであろう右園死児化という人知を超えた災いの中で、右園死児を利用して反発しテロを起こす者たち、右園死児を危険視する諸外国、暗躍するスパイ、右園死児から日本を守ろうとする強き者たち。
右園死児化した怪異能力者たちのめちゃすご大バトルだ!
文章にしてたら意味わかんなくなってきたけど、たぶん合ってるはず。
モキュメンタリーと思って読み始めたけど、最終的にはラノベ読んでる感じに近い。
個人的には前半の淡々と報告が続くかんじも好きだったけど、そこからまったく別の展開になったから最後まで面白く読み進められた。
なんかエヴァのラストを思い出してしまった・・・。
右園死児ってネット上の匿名の人たちの争い、炎上、悪口とかの暗喩(メタファー)なのかな。
色々な意味が右園死児には含まれているように感じた。
ていうか、こんなに「右園死児」って書いてしまってるわたしは大丈夫なんだろうか・・・。