
事故物件住みます芸人の松原タニシさんが、死の気配の漂う場所を巡るノンフィクション作品。
触れば即死するという伝承のある石、見てはいけない祭り、死者に届く手紙とか、「死」にまつわる場所を巡っていく内容だけど、怖い話というわけではなくて、各所を巡ることでタニシさんの死生観とかが溢されたり、じぶん探しの旅のエッセイというかんじ。恐怖!オカルト!ホラー!一辺倒というわけではないので、しっとり読み進めたい人にもおすすめ。
生を知るために、死を知る・・・死を通じて、生を学ぶ・・・生と死は常に背中合わせってことを色々な角度から教えてくれて、とても好きな本だった。
個人的に、「即身仏になるために死ぬけど、即身仏は永遠に死なない」がこころに残った。死者は何にでもなれるんやね、それは生き方次第なのだろうけど。
けっこう重いテーマも含まれているけど、タニシさんが芸人さんだからかユーモアにも溢れていてぐんぐん読みすすめてしまった。面白かった。