果物にすっぱさや苦さは求めていないので、ひたすら甘い果物が好きだった。
とりわけ蜜柑については、ハウスみかんのやわらかさと甘さが大好きだったので、実家に野ざらしで実っていたデコポンとか八朔とか晩白柚には手を付けることがなかった。お店で買ったら高いんだよ!とか親から言われても、分厚い皮を剥くのも面倒だったし喉に残る苦みも嫌いだった。
だから、お店で売っている高級で大きめな蜜柑をみても、「どうせ美味しくないんだろうな」としか思ってなかった。
紅まどんなとせとかを食べるまでは。

ふだんお高めの蜜柑とか買わないからいただきもので食べてみたところ、その皮のうすさととろけるような甘さと、口の中に溢れる果汁に・・・思わず愛媛の農家さんを拝みたくなるほど感動しちゃったのだ!
柑橘界隈の大トロの異名は伊達じゃねぇ・・・パネェ・・・!美味しすぎる・・・!
それからというもの、スーパーで紅まどんなやせとかを見かけるたび、「高っ!」とか思いつつも、ついつい買っちゃっているのである。もうやめようと思っていたふるさと納税も、ちゃっかり紅まどんなとせとかにしてしまったりした。
高級なものが必ずしも美味しいとは限らないと思っていたけど、手間とお金をかけて育て上げられたものには目を見張るほど素晴らしいものがあるのだなぁと、よくよく考えれば当たり前かもしれないことを、しみじみ思うなどしたアラフォーだった。
紅まどんなとせとかに感動しすぎて、旬の2月~3月に愛媛旅行をしたい!と珍しく家族全員一致している。来年あたり、愛媛で高級柑橘の果汁にまみれてみるのが夢なのである。